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子育て

【フランス流 自分で考えると言うこと】

レポーター:ペレ信子

2018.01.22

今日は東京には珍しく雪。雪の予報を聞いて、家にいてゆっくりしたそうだった娘も朝には何も降っていなかったので、不満そうに出かける準備をしていた。


彼女と話していると、今のフランスの高校生たちの考え方がよくわかる。
私がフランスに行ったのは大学生のときだったから、フランスの高校の話は新鮮だ。
高校生と大学生はかなり違うところもあれば、フランス人として一貫したところもある。

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子供達の行っている学校はフランス在外教育庁の直轄校なので、フランス本土と同じ教育を基本にしつつも、海外にあるということで文化や言語に対して本土よりも国際的な内容になっている。英語にしても、現地の言語(うちの場合、日本語)にしても、しっかりした教育をしてくれるし、多様性と国際性を大切にして、主要な文化人が来日したり、機会があると高校生対象に講演会が開かれる。


経済学者のトマ・ピケティが来日したときは、講演があるからと社会経済系の生徒は全員、あの分厚い「21世紀の資本」を冬休みに読まされていた。(息子も死にものぐるいで読み終わったのに、結局スケジュール調整できなくて講演は中止。涙)
講演会が多いのはとても良いことなのだが、すでにいっぱいいっぱいの時間割の中に無理矢理詰め込まれることもある。
高校生たちの多くが午前8時から午後6時まで授業があるので、その後帰宅して膨大な宿題をするので精一杯という生活だ。(だからバカンスがあるんですね)



そんな中で、娘が言う所によると、次回の講演会はある平日の午後6時30分から午後9時まで、他のフランス在外教育庁直轄校からのライブだという。
「つまり授業が終わって、急いで準備し(自分の教室がないので自分のロッカーに戻って時間割に合わせて荷物をまとめ)そのまま食事もせずに講演会に出たら9時まで外に出られないってこと。」
とプンプンしている。


娘「もちろん、そんな不条理なことは許されないはずだと、みんなで担任の先生に抗議しに行ったわよ。」
私「へ〜、さすが。」
娘「そしたら、担任の先生は、自分がこの講演会をブッキングした訳ではないので、担当している副校長に抗議して、ダメならみんなで請願書を書きなさいってアドバイスしてくれた。」
私「うわ〜、フランスだ。」


こうやって自分で考え、不条理なことにはとことん抗議し、納得のいくまで話し合う。
これが億劫な人は、フランスに住むのは難しい。


娘がのちのちフランスで生活できるよう、すでに鍛えられているなぁと感じた朝でした。




















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フランスから学んだ、暮らしの工夫と楽しみ方を綴っています。

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