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お出かけ

7色に変わる!和歌山の「つぼ湯」予約できない世界遺産の温泉

レポーター:Maria

2018.06.03

和歌山県といえば、熊野古道散策が女子に人気ですよね。「紀伊山地の霊場と参詣」として世界遺産に「道」として登録されている、ご利益満点のパワースポットとして人気ですが、今回は、その熊野古道から歩いて10秒くらいの場所にある、和歌山県田辺市にある湯の峰温泉の「つぼ湯」をご紹介します。なんと、このお風呂、温泉としては恐らく世界で唯一?世界遺産という貴重なスポットでもあるのです!

湯の峰温泉の公衆浴場「つぼ湯」

熊野へ出かける前に、身を清めるといった湯垢離場(ゆごりば)として、旅人を癒してきたと言われている「つぼ湯」。場所は和歌山県の田辺市にある湯の峰温泉の温泉街の中心にあります。ちょうどこの「つぼ湯」を中心に温泉旅館が栄えているといった雰囲気。こじんまりとしていますが、情緒があって素敵なスポットです。つぼ湯の右手の山が、もう、熊野古道なんですよ。

そもそも湯の峰温泉自体が、熊野の国をつくったと伝わる「大阿刀足尼(おおあとのすくね)」によって、4世紀ごろに発見されと言われています。開湯から実に1800年を超えるときを過ごしてきたという古来からの由緒正しき名湯です。

予約ができない「つぼ湯」滞在時間に余裕をもって出かけよう!

「つぼ湯」は、温泉街の中心にある天然岩の貸切公衆浴場です。湯の峰温泉のお宿に宿泊していても予約ができません。ここが何とも難点ではありますが、入れるも入れないも運しだい。こればっかりは、混み状況にもよるので何とも言えませんが、レジャーシーズンや連休でのおでかけなら、少し滞在時間に余裕をもってお出かけになる方が安心です。

1組あたりの入浴時間は30分がMAX。こんな感じでルールを守るように徹底されています。なので、1組待ちなら30分後ですが、場合によっては2時間も3時間も待つといったケースも。

公衆浴場受付で「つぼ湯」の番号札をもらおう!

まずは、公衆浴場受付でお金を払って、番号札をもらう必要があります。公衆浴場の受付場所は、この地図の通り。つぼ湯から少しバス停寄りに戻った場所になります。つぼ湯に直接行ってもスタッフとかはいないので、ご注意ください。

湯の峰温泉「つぼ湯」の基本情報

「つぼ湯」の入浴料は大人:770円、こども(12歳未満):460円になります。つぼ湯利用者は、追加料金なしで、湯の峰温泉公衆浴場の「一般湯」または「くすり湯」にも一回入れるという特典があります。営業時間は6:00~21:30。

*この情報は2018年6月現在によるものです。

こんな感じの入浴証と番号札を公衆浴場の受付でいただいたら、つぼ湯のあずまやで待機です。

順番が近くなったら「つぼ湯」の上のあずまやで待機

「つぼ湯」はこのあずまやの脇にある階段を降りて行った下にあります。14番のカードがかけてありました。私が行ったときは、運よく1組待ち。

すぐ脇にもベンチがあるのですが、けっこう心もとない目隠ししかない「つぼ湯」。あまり近くで待たれたらイヤだろうな~と思ったので、この上のあずまやに腰かけて時間をつぶすことにしました。ここから歩いて10秒くらいのところにも熊野古道があるので、写真を撮ったりしながら過ごしていたらあっという間だったよ。

ちなみに、前の番号の人が出てきたときに、次の番号の人がそこにいなかったら、スルーされてしまうというルールだそうです。システマチックでいいけれど、飛ばされちゃったら元も子もないですので、あまり離れないようにしましょう。だれも呼びに来てくれませんしね。

「つぼ湯」の入浴方法:脱衣所や入浴時間

「お先に~」と言われ、感じのいい女性と交代で私の番がきたよ。わーい!テンションを上げながら、階段の下に降りていきました。入口はこんな感じです。ね、心もとない感じでしょ。木の間に隙間があるし(;^_^A

さすがに事件は起きないと思うけれど、不安な鍵しかないし。ま、何はともあれ、世にも珍しい世界遺産の温泉に潜入です!

履物を脱いで、中に入ると、こんな感じでまた更に数段の階段がありました。脱衣所などはなく、左奥のすのこみたいなのがあるところで、着替えになります。カゴが置いてあったので、衣服もそのなかへ。こちらもまた外からは見えないものの、なかからは外が見えるくらいの隙間が。女性ひとりはやや不安がありますが、貸切湯みたいな感じで混浴OKですので、カップルやご夫婦での利用にはすごく楽しいと思います。

「つぼ湯」自体は、見ての通り、大人2人入ったら、もう満杯になるくらいの大きさ。ぎりぎりファミリーなら…といったところでしょうか?友人5人以上とかでしたら、2グループとかに分けて入る方がいいかもしれませんね。

1組に与えられている入浴時間は30分です。さ、世界遺産の温泉を満喫しましょう♨

季節によって7色に変わるという不思議な温泉「つぼ湯」

私が行ったときは、やや白濁したグレーでした。これ、季節や時間によって変化するのだそう。確かにSNSなどで、ほかの人の撮られた写真などを拝見したら、もっと真っ青な色をしている日もあったし、完全に白かったという声も。一期一会の不思議なお湯、ゆっくり楽しんでくださいね。

泉質
含硫黄-Na-炭酸水素塩泉 92℃ 無色

効能
リウマチ性疾患、神経痛、皮膚病、糖尿病など
引用:熊野本宮観光協会公式サイトhttp://www.hongu.jp/onsen/yunomine/tuboyu/

含硫黄なので、温泉ソムリエ的には「濃い温泉」に分類されますね!わーい。ほのかに香りも。温度は、季節にも寄るそうですが、私が入ったときはすごくちょうどいい感じでした。

一応、蛇口もついていて、自分で調整できるようになっています。古いお湯は外の川へとそのまま流れ出ていくようになっていて、新鮮な温泉をのんびり味わうことができますよ。すごく気持ちよくって、はずかしいから無理だけど、この目隠しがなければどれほど開放的だろう!と思ってしまいました。丸見えになるから、無理だけれどさ(笑)

小栗判官の伝説も!

温泉のなかには、「小栗判官物語」という、この「つぼ湯」にちなんでいる伝説も書かれています。こんな感じで見上げながら読めますよ!ぜひこちらも温泉に入りながらお見逃しなく。なんでも死にそうになっていた小栗判官氏が照手姫の助けを借りながら、この湯の峰温泉の地で体を癒したという復活劇みたいです。この手の話はちょっと嘘くささも感じますが(;^_^A小栗判官氏をよくわかっていないくらい、勉強不足だったんですけれどもどうやら歌舞伎の演目にも登場するくらい歴史上では有名な方みたいです。

物語については、熊野本宮観光協会のサイトで詳しくご紹介されていますので、ご興味のある方はチェックください。

つぼ湯のあとは温泉のゆで卵も食べよう!

入浴を終えて、番号札を返したら、温泉をつかってつくるゆで卵を食べませんか?温泉はけっこうカロリーも消費しますからね!近くのお土産物屋さんとか売店で卵とお塩を購入することができるんですよ。

つぼ湯の手前にある階段から降りていくと木枠で囲われている場所があるじゃないですか。あそこで温泉卵をつくることができます。

お湯はけっこう熱いので、ご注意ください。だいたい15分くらいで完成します。

ネットで引き上げてすぐの卵はほんのり硫黄の香りも。体のなかから、世界遺産パワーを吸収できそうじゃないですか。ね、湯の峰温泉観光、時間を多めにとってゆっくりお過ごしください。

湯の峰温泉(つぼ湯)までのアクセス


湯の峰温泉までは、車が便利です。新宮から車でだいたい40分ほど。紀伊田辺ICからは、90分くらいの場所です。
JR紀伊田辺駅、JR新宮駅からは路線バスもありますが、本数が多くはないので、事前にご確認ください。

ちなみに私は、このとき「渡瀬温泉 心の宿 わたらせ温泉」というお宿に宿泊していたのですが、白浜の駅から無料送迎があり、とても助かりました。しかも、「つぼ湯行こうと思っててー」と話したら、車が空いているから!と、お宿から送迎までしてくださって、時間を気にせずにゆっくりできました。もちろん混み具合とか送迎車やドライバーさんの空き状況にもよると思うんですけれども臨機応変な対応をいただいたおかげで、このあたりの温泉の観光をとても楽しめたので、すごくおすすめです。

湯の峰温泉の近くには、送迎のある渡瀬温泉のほかに、川を堰き止めて巨大な露天風呂を作っている(冬季限定)の川湯温泉などもありますので、合わせて3カ所上手に回れると温泉旅がいっそう充実しますよ♨

【INFO】

今回ご紹介したスポットは、湯の峰温泉にある公衆浴場「つぼ湯」です。

住所:和歌山県田辺市本宮町湯の峰110
TEL:0735-42-0074
営業時間:6時00分~21時30分
30分交代制。
温泉くみとり場もあって、温泉水は持ち帰りもOKです。(10リットル100円)

湯の峰温泉の観光には、現地の温泉旅館のほか、「渡瀬温泉 心の宿 わたらせ温泉」からも出かけやすかったです。ぜひチェックしてみてくださいね。

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