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【6月16日は和菓子の日】厄除招福を願うとらやの嘉祥饅頭

レポーター:Maria

2018.06.12

恥ずかしながら、先日この年になってはじめて知ったんですけれど、日本には「和菓子の日」というものがあるのをご存知でしょうか?11月11日のポッキーの日みたいなライトなゴロ合わせではなく、その歴史をさかのぼるとなんと平安時代にまで及ぶほど。

西暦848年(承和15年・嘉祥元年)の夏、仁明天皇が御神託に基づいて、6月16日に16の数にちなんだ菓子、餅などを神前に供えて、疫病を除け健康招福を祈誓し、「嘉祥」と改元したという古例にちなみます。

引用:全国和菓子教会公式サイトより http://www.wagashi.or.jp/wagashinohi/

今日は野暮用で六本木にでかけていたのですが、とらやの本店前を通りかかったら、この「和菓子の日」にちなんだお菓子が売られていたのでついつい足を止めてしまいました。老舗の和菓子屋さんが大切にしている6月16日の和菓子の日に向けてつくられる、この時期だけのとっておきなお饅頭を買ってみたのでご紹介します。

とらやの「嘉祥饅頭(かじょうまんじゅう)」食べ比べ!

買ってみたのは、この嘉祥饅頭(かじょうまんじゅう)というかわいらしいお饅頭です。ほかにも、江戸時代にあったという「嘉祥の行事」の際に、江戸城大広間へと献上されていたという特別な「嘉祥蒸羊羹」やとらやにしてはめずらしい煉切などが入っている「福こばこ」などが売られていました。嘉祥蒸羊羹は日持ちするということだったので、16日に向けてまた何かのタイミングで買うとして、ひとまず今回は今日すぐに食べたいと思ってこのかわいいお饅頭を買ってみたというわけです♡

店員さんに「味がそれぞれ違うんで、ぜひ食べ比べてみてください」と言われて、さっそく緑茶をいれて家で実食。

つくね芋のしっとりした生地!黄色の薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)

「和同開珎」みたいな昔のお金の焼き印が押されている!と思ったら、これ正しくは「嘉定通宝(かじょうつうほう)」といわれる昔のお金でした。なんでも室町幕府が使っていたとも言われている銭のひとつだそうで、和菓子の日の根源になった「嘉祥」という習慣の名前のもとになったのではないかという説もあるんだそう。歴史情緒感じるビジュアルですよね。

この黄色の生地にはつくね芋が使われていて、なかには御前餡(とらやではこし餡を御前餡と呼んでいるらしいよ。興味深いですね!)が入っていて、とても滑らかで上品な甘さでした。

おぐら餡マニアにおすすめ!ピンクの新饅(しんまん)

小槌の焼き印がされているひと際かわいらしいルックスのピンクのお饅頭。とらや的には紅色という表現が公式なようです。カタカナよりもしっくりきますね。これは小麦粉生地なので、けっこうしっかりした食感でした。おおちゃくものな私はケーキ用のナイフでカットしておもいっきりミスっていますが(;^_^A中身はおぐら餡です。おぐらトーストに目がない夫は「おぐら餡だ~♡」と乙女な声を上げていました。

白下糖入りの上品なテイスト!茶色の利休饅(りきゅうまん)

最後3つ目にご紹介するのが、この茶色の利休饅というおまんじゅうです。このおまんじゅうの一番の特徴は、生地に和三盆を精製するときにできるという白下糖という黒糖の一種を使っているというところ。だからこの色なんですね!中身のあんこは御前餡ですが、黄色の薯蕷饅頭とは全く印象の異なるおまんじゅうでした。黄色がしっとりに対して、こちらはなめらかさと風味がもっとアップしている感じのおまんじゅうです。

ちなみに、焼き印の謎のマークの正体ですが、ちょっと調べたところ「全国和菓子教会」のマークだそうです。

2018年の和菓子の日6月16日は土曜日だよ♪

6月16日の和菓子の日を一歩フライング気味にサキドリして、とらやで出ていた期間限定のおまんじゅうをご紹介しました。冒頭にも書きましたが、羊羹と違って、日持ちしないんです。なんか、逆にそこがイイなと思って買ってみたのですが、お店の店員さんのおっしゃる通り、一つ一つの味とか風味がそれぞれに個性的で、今日の食後のひとときがとても楽しい時間になりました。とらやの背負っておる伝統あふれる老舗感をしみじみ感じました。今回ご紹介した嘉祥饅頭は、とらやのなかでも一部取扱いのないお店もあるようですので、ご注意ください。販売期間は2018 年6月10日(日)~6 月16日(土)です。

今週の土曜に迫った2018年の和菓子の日。美味しいイベントを、ぜひ身近な人たちとちょっとイイ和菓子を買って楽しんでみてはいかがでしょうか?優しい味は、ほっこりなごみますよ。

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