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【『トマト缶の黒い真実』】

レポーター:ようこクリスピー

2018.12.03

『トマト缶の黒い真実』ジャン=バティスト・マレ
田中裕子(訳) 太田出版 2018.3.10
黒いトマト缶の真実 

トマト缶というのは
ほとんどが中国のトマトが使われていると
10年くらい前に耳にし
ずっと気になっていましたが

「やはりそうか」という以上に
トマト加工業界の闇がすさまじく
途中で「ゴッドファーザー」を
思い出すほど。

グローバル化した市場では
ある国で衛生基準を満たさなかった
濃縮トマトは
別の国に運ばれて安く売り飛ばされる。

税関が厳しくない、基準がゆるい
公務員が買収されやすい国々へと
次々運ばれるドラム缶入り濃縮トマトは
最後にアフリカに行く。

古くなって酸化がすすみ
腐った濃縮トマトは
ブラックインクのように
黒ずんでいる。
これを水で薄めて
着色料で赤く染め
あたかも新鮮な商品のように
偽装する。

移民、マフィア、奴隷、貧困
不法労働、違法搾取など
「トマト」という言葉のもつ
素朴でかわいいイメージとは真逆の
熾烈な世界。

スーパーでは100円くらいで売ってるトマト缶。
「広告の品」なんていう日は
58円で売ってたりする。
そんなときはまとめ買いしてるけど
今後…悩む。

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