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【本棚から冒険】

レポーター:emi+

2019.07.11

こんにちは。

図書館でふと目にした

ジュニア小説が気になり

借りてみました。

 

 
『エリザベス女王のお針子』と
『さよなら僕の夏』
『お針子』という言葉に惹かれて
手に取ってみたら
カバー画が昔から好きな
こみねゆらさんで。
 
かつて山本鈴美香の『七つの黄金郷』や
小西章子『華麗なる二人の女王の闘い』に
心躍らせた身としては
読む前から期待大。
 
 
装いについて細かく描写しているシーンが
大好きなのですが
主人公メアリーが女王の目に留まる
きっかけとなったマントを依頼される場面が
圧巻。
エリザベス一世の肖像画を思い浮かべながら
読み進めます。
 
布地はベルベットだ。色は黒がいい。
金と銀の刺繍が映える。
真珠やダイヤモンドをあしらい、
留め金も金を使って、
女王に最高の敬意を表そう。
 
刺繍は新世界アメリカをモチーフにしよう。
バラ、アイリス、パンジー、サソリ、海獣
カニにクジラ。
裾には〈amor et virtute〉と刺繍してくれ。
そう〈愛と美徳〉という意味だ。
 
うん、縁取りはクロテンで決まりだな。
 
 
腕のいい仕立て屋の父を殺され
陰謀に巻き込まれていくのですが
事態の収拾の仕方は
意外とあっけない印象です。
 
 
徳間書店の児童書。
他にも面白そうな本がいっぱい。
〈BOOKS FOR TEENAGERS〉
らしいですけど。
 『ディケンズを彷彿とさせる重厚な長編』
なんて言われたら
読まずにいられないではないか。
 
 
 
もう一つの『さよなら僕の夏』は
『たんぽぽのお酒』の続編。
ブラッドベリの作品のほとんどを
萩尾望都でしか知らないのですが
『たんぽぽのお酒』は
すごく好きな作品。
 
正直なところ
『草の竪琴』かと思って読み進めたら
『キャッチャー・イン・ザ・ライ』だった
みたいな感じでした。
ただ 前作から半世紀を経たとは思えない
変わらぬ輝き。
作品においては年齢は記号でしかなく
うらやましく思います。
カバー画は荒井良二さん。
 
 
図書館で
『安房直子月間』を開催していたのは
彼女の誕生月の1月のこと。
 
あ、なつかしい…。
その時は一緒に絵本『きつねの窓』も借りて
何度読んでも
どんなに時が経っても
やっぱり好きな世界がそこにあることに
安心しました。
 
ちょうどその時sioさんに会いに
caferinさんを訪ね   
2人でしみじみ安房さんと
きつねについて語り合いました。
 

 その時に求めたのは
sioさん著の
『無職研究』

 
村上春樹の『ぼく』みたいな
宗方羊くん。
その気弱さがとても心地よい。
途中、ぷぷっと来たのは
生まれて初めて職務質問を受ける場面。
リアルで、でも淡々としていて
本当に31歳男子のツイッターを
読んでるような気分になりました。

sioさんの中には
『24人のビリーミリガン』がいるのかしら?


今は
3、5巻を先に読んでしまって
2巻に戻ってきました。
 
 

本を読む時間は
昔に比べかなり減ってしまいましたが
やっぱり読書は楽しいです。

 
 

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